気がついたら日付変わってたので朝っぱらに書いちゃいます(現在時刻09:09)
半端なく忙しい中赤のポリフォニ完結編をやり終えた感想です。
簡潔に一言で括るなら”玩具の様な作品”って感じです。我ながら素晴らしい簡潔っぷりです。
毎度の如く長くグダグダな解説を始めようかと思ったんですが短くまとまりそうな悪寒・・・
玩具の様にというのはつまり玩具っていう物は当たり前ですが使い方が判らないとまったく面白くないです。
でも使い方が判れば楽しむことが出来ます。また極めれば一つの技術といえるほどの感嘆をもたらすものにもなります。
要するに見方によっては面白くない人も居るだろうけど見方によってはとてつもない武器になる。そんな作品です。
これだけでの十分ですがグダグダ感が足りないので延ばします。
もうちょっと言うと単なる娯楽性を求める人にはオススメしないような作品です。
派手なアクションやコメディな展開が欲しい人には全くオススメしません。そういった部分は軽いです。
この作品は主に様々な物事の”当たり前”な感覚を再認識するような出来になっています。
なので正直娯楽作品として面白いかと聞かれれば面白いとは断言できません。
これの面白さはその感覚を受け止める側で激しく評価が変わるからです。
人によっては今更だろうしあるいはどうでもいいことだったりするかもしれない。
それでも意見が対立するような内容はほとんど無いと思います。その一点が武器になります。
こういった感覚的なことを重点的に書いているとどうしてもそのうち読者を蔑ろにして独り善がりになります。
だからこういうタイプの話がこういう業界に出るのは珍しいんですけど。
榊氏は絶対に知識と確固たる経験の上に基づいて書いてます。この手の作品ならこの人は確実に最上級です。
媒体になったメディアが特殊だったおかげでもあるでしょうがこういった無意識にしてしまいがちな感覚を
ここまで明確に書いている上にそれを物語として成立させられるあたり絶対に目標にしたくないぐらいハイレベルです。
こんな作家が居ると多分他のジャンル(敢えて特定しない)の作家が困ると思ってしまいます・・・
とにかくこの作品に書かれていることは分野問わず上を目指すなら確実にためになると思います。必要ない人も居るでしょうけど。
特に目立った長所を挙げるとこういう話にお決まりの難しさや堅苦しさが無いことです・・・設定説明以外は。
欠点がこれです。設定説明が長くてくどい。特に物語にあまり関係ない都市の説明とかは面倒。
多分文庫の方から入ると説明で読む意志折れます。キネ版なら金額とか微妙にあるので意地で読めばいけます(笑)
それ以外は目立った不満は無いですが最初の方に書いたとおりとにかく娯楽性を求める人はハズレの確率大です。
そういう人達は素直にタイガートランプでも集めましょう。既に終わってる人はデータ消してやり直ししましょう(笑)
自分はポリフォニカで大満足してあれやると逆に醒めそうなので凛ルートを終えたところのまま放置させてもらいます。
それでは半日にも満たなかった休憩終了してガーッと書いてきます。始源神曲の出現で被りが増えたが何気にすることは無い。
では終了。ポリフォニカが文庫で派生したのと同程度には基本構築完了してるしね。後は肉付け・・・一人でやるには正直しんどい